横山秀夫 「クライマーズ・ハイ」

こんにちは。モザンビークで青年海外協力隊としてボランティア活動をしているGoです。

軽い本が好きと言っておきながら、2冊目から割と重めの小説を紹介します。

横山秀夫 「クライマーズハイ」

横山秀夫さんの最高傑作と言われる作品です。

2003年に週刊文春ミステリーベストテン第1位、2004年に本屋大賞第2位に輝いた作品。

2008年に映画化もされています。

あらすじ

群馬県の地元紙の記者である悠木和雅は、御巣鷹山飛行機墜落事故の全権デスクを任された。152名が死亡した未曾有の航空機事故を地元紙がどのように扱えばいいのか誰も知る由もない。

一方、同僚の安西と「墓標の山」との異名を持つ衝立岩を登る約束をしていた。悠木は不可能の代名詞と評される衝立岩への期待と恐怖に葛藤する。しかし、出発直前に墜落事故が発生。

そして、その安西が「下りるために登るんさ――」という謎の言葉を残したまま突然倒れた。

想像を絶する責任を背負い、組織の相克に振り回され、親子の軋轢に悩み、同僚の突然の病に苦しむ。

あらゆる場面で決断を迫られ、己を試される悠木が最後に辿りつくのは一体どこなのか。

そして17年後。

安西の息子とあの日果たせなかった衝立岩登頂を目指す。

報道とは何か、人はどのようにして前に進むべきなのか。

そして安西が残した謎の言葉の意味を悠木は見つけ出すことはできるのか。

感想

「新聞社ってすごい」

語彙力がなくて恐縮ですが、読み終わったときの正直な感想です。

物事の本質を見いだし、読者に活字でそれを届けることの困難さが、ひしひしと伝わってきます。

俺は「新聞」を作りたいんだ。「新聞紙」を作るのはもう真っ平だ。

この投稿を握り潰したら、お前ら一生、「新聞紙」を作り続けることになるぞ

あまりに激しく、無秩序とも言える勢いで物語は進んでいきます。当たり前ですが、事故はいつ起きるかもわからなければ、その後なにが起こるかもわかりません。

その怒涛の勢いが記者のリアルさを際立たせ、息詰まる展開にぐいぐい引き込まれてしまいます。

まさに修羅場。

読んでいる自分もその荒波に飲み込まれてしまうような緊迫感を味わえます。

ここまで深く、リアルに描けるのは横山さんだからこそ。

横山さんは1985年御巣鷹山航空機事故の当時、地元群馬の上毛新聞の記者でした。

地元の記者がどこまで詳細に事故について知ることができたのかは、この本を読めばわかります。

本のタイトルの通り、興奮状態が極限まで達し、感覚が麻痺してしまう「クライマーズ・ハイ」のような緊張感、爽快感を味わいたい人はぜひ読んでみてください!!

それでは、Tchau, Tchau!

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