司馬遼太郎 「坂の上の雲 一」

1968年から1972年にかけて産経新聞で連載された司馬遼太郎を代表する歴史小説の第一巻。

2009年にはNHKで本木雅弘、阿部寛、香川照之、菅野美穂、石原さとみ、松たか子、その他多くの有名俳優出演でドラマ化された。

「坂の上の雲 一」

あらすじ

明治維新後、日本は西洋諸国の後を追い、先進国の仲間入りを果たすべく万進していた。

まげを切り、武道よりも勉学に励むことが生きる道、そんな時代である。

伊予国・松山出身の3人の男も、時代に流されるまま幼少期を伸び伸びと過ごしていた。

騎兵部隊を創設し、当時最強と謳われていたロシアのコサック騎兵を破る秋山好古

連合艦隊の参謀として海軍戦術の礎を築く好古の弟、秋山真之

俳句、短歌の革新を成し遂げる正岡子規

彼らはいかにして時代に名を遺したのか。

明治という昂揚の時代に、坂の上の雲を目指すが如くそれぞれの第一歩を踏み出そうとしていた。

感想

なんとなく歴史小説は苦手意識があったのですが、久しぶりに読んでみたらどっぷりハマってしまいました。

心に響くリアリティさがあり、今の日本の基礎となる出来事であることがビシビシと伝わってきます。

もちろん「竜馬がゆく」、「梟の城」、「国盗り物語」、「義経」などの有名作品も日本の歴史上の事実が取り上げられているものの、侍や武士が出てくるとどうしても現実離れしたイメージが沸いてしまうのは僕だけでしょうか…

中学、高校と歴史が苦手だった(そもそも暗記が好きじゃない)僕に、歴史としての事実が語る明治時代の面白さがこれほどまで伝わってくるとは思っていませんでした。

僕は主人公の3人のどこかのんびりしているところが好きです。

この時代には珍しくそこまでガツガツしておらず、強い意志があって騎兵、海軍、文学の道に進んだわけでもなく、まるで時代という風に流される雲のよう。

しかし、自分の芯となる心構えがあり、困難にも立ち向かえる知恵と気概がある3人の行く末をのんびりと見守りたいと思います。

明治時代を駆け抜け、時代に名を刻んだ3人の男がどのようにそれぞれの道に歩み出したのか、「坂の上の雲 一」でぜひ読んでみてください!

それでは、Tchau, Tchau!

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