アメリカのボランティア団体「Peace Corps」と「JICA」を比較してみた!

こんにちは。モザンビークで青年海外協力隊としてボランティア活動をしているGoです。

モザンビークにはJICAのようなボランティアを行う組織が多数存在します。

その中でも有名なのは韓国の「KOICA」と、アメリカの「Peace Corps」です。

僕の住むニアッサ州にはPeace Corpsの隊員が21名おり、さらに新たな隊員が6名加わります。

JICAのボランティアは僕含めて現在2名しかいません。

Peace Corpsの隊員たちとは日ごろから仲良くさせてもらっており、週末はよく一緒に遊んでいます。

みんな活動にとても意欲的で、いつも刺激を受けています。

そんなアメリカのボランティア組織「Peace Corps」について今日は書きたいと思います!

Peace Corpsの基礎情報

組織

アメリカ政府により組織・運営されているボランティアプログラムです。

アメリカ国籍を持つ18歳以上の市民が、発展途上国の社会的・経済的発展を目的に2年間活動します。

年間予算として約4億ドルが割り当てられています(JICAの約2.5倍)。

成り立ち

Peace Corpsは1961年に当時のアメリカ大統領ジョン・F・ケネディによって設立されました。

設立当初はたった5ヵ国への派遣でしたが、今では60ヵ国以上にボランティアを派遣しており、現在までに22万人以上の人がボランティアとして参加しました。

ミッション

大きく3つのミッションが掲げられています。

・任国から求められている技術的・人的支援

・アメリカ文化のより良い理解の普及

・アメリカ人の他文化理解の促進

Peace Corps隊員から「JICAのミッションはなんなの?」とよく聞かれます。

JICAの基本的なミッションもほとんど同じで、任国の発展文化の相互理解日本への還元です。

Peace Corpsの活動

JICAとは異なるところが多々あるため、比較しながら紹介していきます。

(モザンビークでの比較になってしまいますがご容赦ください)

ボランティア数、派遣時期、派遣期間、事前訓練

JICA Peace Corps
人数(モザンビーク) 約40名 約250名
派遣時期 年4回 年2回
事前訓練 2ヵ月(日本)、1ヵ月(任国) 3ヵ月(任国)
派遣期間 2年 2年(1年延長可能)

JICAも派遣期間を延長可能ですが、実際に延長する人は多くありません。

それに比べてPeace Corpsは1年延長する人が結構います。

事前研修が全てモザンビークで行われるのも羨ましいです。

基本的に2か月間はモザンビークの家庭にホームステイし、鳥の締め方やモザンビーク料理の作り方等も教わるそうです。

平均年齢と倍率

平均年齢とボランティアに合格するための倍率の差の原因が同じところにあると僕は考えているため、この2つの項目はあえて抜き出します。

JICA Peace Corps
平均年齢 約28歳 約25歳
倍率 2~3倍 7~8倍

JICA隊員は一度社会に出てからボランティアに参加する人が多いですが、Peace Corps隊員は大学を卒業してすぐに参加する人が多いです。

それは、日本では「JICAボランティアのことをあまり良く知らない」、もしくは「知っていてもボランティアに参加することがキャリアに繋がりにくい」と考えている人が多いからだと僕は思っています。

アメリカではPeace Corpsに参加したことがとても評価され、一つのキャリアになります。

なので、大学を卒業してすぐに参加する人も多く、また倍率もとても高いです。

ボランティアとして2年間異国で活動することで、語学力だけでなく、多様性を受け入れる心や、環境への適応力、問題解決能力は間違いなく向上します。

日本でももっと青年海外協力隊に参加したことが評価されればいいのですが…

これもJICAが抱える一つの課題であり、「JICAの活動を日本で普及」することは隊員として活動させてもらっている僕がやるべきことの一つだと考えています。

職種

JICA隊員の職種は様々です。

例えば僕の同期隊員は僕含めて5人ですが、それぞれの職種は下記の通りです。

・観光支援

・農業支援

・水、衛生活動

・孤児院支援

・障害者支援

上記以外にもたくさん職種があります。

それに対してモザンビークで活動するPeace Corps隊員はというと、

・Education(教育)

・Health(健康)

の2つしかありません。

教員免許や看護師の資格がなくても参加できます。

活動内容があやふやな状態の派遣先は少なく、全員が学校もしくは医療関係施設で働いています。

生活費

正直に言うと僕が一番衝撃を受けたのが支給される生活費の差です。

僕たちJICAモザンビーク隊員は毎月470ドルが支給されています。

大体モザンビーク(リシンガ)の学校の先生の給料と同じくらいです。

ですが、Peace Corps隊員への支給額はなんと毎月200ドル以下です。

実際に彼らの家を行ってみると家具はほとんどなく、料理するにもコンロではなく炭を使っていたりします。

こういうタフな生活を送るところも彼らがアメリカに帰ってから評価されるポイントなのでしょうね…

JICAとPeace Corpsの関わり

JICAとPeace Corpsの隊員は同じ土地、同じ目的で活動をしていながらも、オフィシャルな関わりはほとんどありません。

僕はせっかくなので、意見交換をしたり、お互いの活動を見て回るような企画を立てたいと現在考えています。

なので、まずは仲良くならなければ!ということで、Peace Corpsのイベントには頻繁に顔を出しています。

帰国隊員の送別会

新隊員の歓迎会

ニアッサ州のJICA隊員はリシンガ市内にしかいませんが、Peace Corpsはニアッサ湖の近くやタンザニアの国境近くなど、市外に住んでいる隊員がほとんどです。

機会を作って彼らの活動を見学しに行きたいと思います!

参考:https://www.peacecorps.gov/

なんでボランティアに参加したのか、アメリカに帰ったらなにをするのか、どんな想いで活動をしているのか、Peace Corps隊員の話はとても刺激的で見習うところがたくさんあります。

もっともっと交流を増やし、同じボランティアとしてJICAとPeace Corpsがお互い高めていけるような関係になればいいなと思います。

それでは、Tchau, Tchau!

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